生きる意味

彼女「ねぇ、なんで最近話してくれないの!」
彼氏「…」
彼女「ねぇっ!」
彼氏「おまえ、最近うざい。ってか俺もうお前のことすきじゃないし、別れてくんねぇかなぁ」
何で俺はあの時あんなことをいってしまったんだろう
あの時、彼女は泣いていた。何もいわずにただ、ただ…泣いていた…
そして、彼女は帰ってしまった
1時間後、彼女の母親から電話がきた
彼女母「もしもし。彼氏くん?」
彼氏「はい。そうですけど…」
彼女母「さっき娘が、交通事故で…」
俺は、そのときどうしていいかわからなかった
ただ…ただ…涙が止まらない...
次の日、彼女の母親から一枚の手紙をもらった
______________
彼氏へ

お誕生日おめでとう!!

大好き!!

これからもずっと一緒だよ!!
_______________
そうだ。今日が誕生日だった
あいつは俺のことをこんなに思っててくれたなんて…
ごめんな
今言っても遅いけど
そして、ありがとう
俺もそっちに行く。お前のいない世界で生きる意味なんか無いからな
俺は屋上から踏み出した

その時、どこからか伸びてきた数珠が彼氏の体を掴んだ!
「危機一髪ってとこかな」
寺生まれで霊感の強いTさんだった
「悪霊の仕業だ。心の弱った人間に取り憑く。だが安心しな、俺が取り除いてやった」
「彼氏くん!」
彼女…?彼女は死んだはず…しかし目の前にいたのは確かに彼女だった
「交通事故のケガよりその霊障が酷くて…それを通りがかったTさんに蘇生してもらったの」
「そいつが生前恋愛が原因で死んだ霊だったからな、もしかしてと思ってここに来たんだが…まったく間に合ってよかったぜ」
気づくと俺は泣きながら彼女を抱きしめていた
「ヒュー、お暑いこった。もう彼女を悲しませんなよ。末長く幸せにな!」
そう言って去るTさんの背中はどこか寂しそうだった

寺生まれってすごい。俺は改めてそう思った




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