缶コーヒー

昔テレビドラマの制作進行(ADみたいな雑用係り)をやってた時の話。
撮影が深夜になって冷え込んできてプロデューサーに
「近くのコンビニでスタッフ全員に缶コーヒーでも買ってきてあげて」
って言われたから寒い中住宅街を走り回って(車使えないから文字通りダッシュで)、
コンビニ2軒ハシゴしてホットコーヒー35本買って来たんだわ。

んで帰って来たら同じ制作の女の先輩に「何勝手に制作費無駄いしてんの?
制作進行ならその辺の家で電源借りてポットで湯沸かしてコーヒー淹れろよ!」
って、一方的に怒られてコーヒーはそいつに奪われ、
電源貸しくれるトコ探しにポット片手にまた住宅街を回るハメになったんさ。

んで、何件か民家回って事情を説明して電源かしてくれるトコ見っけて、
お湯が沸くまで現場にいようと思って急いで帰って来たら、
そのクソ女が満面の笑顔で「お疲れ様で〜す☆」とかぬかしながら
スタッフに俺が買って来た缶コーヒー渡して歩いてるんだよ。

しかも「ありがと〜!わざわざ買いに行ってくれたの?」っていう
スタッフの問いに対し「そうですよ〜☆」と即答する腹黒っぷり。

「破ぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
バイトとして撮影を手伝ってくれてたTさんがクソ女に青白い波動を放つと
クソ女は断末魔の悲鳴を上げながら塵一つ残さず消滅した

「人様の心を利用して弄ぶクズなんて悪霊と変わらないんだよ、コーヒーありがとな」
最後に俺の手元のぬるいからいらないと言われた缶コーヒーを受け取るとTさんは作業に戻っていった
寺生まれって本当に凄い、改めてそう思った。




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