モザイクの女

僕はこんな夢を見ました

僕は知らない和室のような部屋にいたのですが、そこにもう一人の僕が正座していたのです
あっけにとられているともう一人の僕は
「ファー ファッファー ファー ファッファー」
と一定のリズムで呪文のようなものを唱えていました
気味が悪いな…と思いつつ、いつのまにか引き込まれてしまい、しばらくボーっと聞き入っていました

するといつのまにいたのかもう一人の僕の隣に顔がモザイクの女性が座っていました
段々もう一人の僕が唱えている呪文の声が大きくなっていきます
「ファー!ファッファー!!ファー!ファッファー!」

あと少しで女性のモザイクが消えそうなところで、もう一人の僕がおもむろに僕のほうを見て言いました
「最後に…‘ファーーーーーーー!!!!!!!’って言えば、全ての意味が分かるよ」

僕は恐かったのですが、叫んでしまいました
「ファーーーーーーー!!!!!!!!!!」

その叫びと同時にこの夢の世界は崩れて僕は夢から覚めました
しかし、僕は崩れていく世界の中で見てしまったのです
モザイクがとれた女性の顔を…

それから何日か後に、仲間と飲み会に参加したのですが、気分がすぐれず終電で帰ることにしました
プラットホームのベンチに腰掛けて電車を待っていました
汽笛で電車がもうすぐ来ることが分かりました

珍しい汽笛の音でした
どこかで聞いたような…?
「ファー ファッファー ファー ファッファー」

これは…あの夢に出てきた呪文じゃないか?
そう思うと恐ろしくなってきましたが汽笛はどんどん大きくなってきます
「ファー!ファッファー! ファー!ファッファー!」

一人の女性がやってきました
その顔は夢にでてきた女性の顔でした
女性はこちらを一瞥すると、ふらふらと前進していきます
そして電車がついに来ました

「ファー!ファッファー!ファー!ファッ破ァ!!!」

誰かのが叫んだ「破ァ!!!」
そしてその叫びと共に青い閃光が電車に飛び込もうとする女性に直撃した!!
そして次の瞬間には女性はもう消えていた

「もう大丈夫だ。あいつは俺が片づけておいた。人さまの夢をかき乱し、
現実にまでしゃしゃりでてくるなんてかなりの悪党だな」

そう言うTさんを見て寺生まれってすごい、俺は改めてそう思った




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