悩み

この世には見てはいけないものがあったんです。
恥ずかしながら覗きが趣味で、その日もいつものように公園の茂みに隠れてたんですよ。
すると一人の女の子が通りかかったんですけど、何か様子がおかしい。
まっすぐ茂みに入ってきて恥ずかしそうにモジモジしてるじゃないですか。
これは何かあるな、と期待しながら見てたわけです。そしたら突然、

「危ないとこだったナ!もう大丈夫だZE☆」
と言ったかと思うと
「矢ぁーーーー!!」
左手から放たれた赤い光線が虚空に消えたその瞬間!
―ガサッ
「はっ、誰!?」
「神社生まれで霊感の強いJさん…こんな所でキメ台詞の練習ですか」
「Tさんほどインパクトが無いのが悩みで///…って見られた?…い、い矢ァァァァーーーーッ!」
「聖ッ!!」
向かってくる光線を銀色に輝く手刀で打ち消したのは教会生まれで霊感の強いKさんだ!
「え?…今の掛け声、もしかしてKさんも…?」
「お互い、キャラが固まってないと苦労しますね、フフ…///」

神社生まれも教会生まれも色々悩みがある、改めてそう思ってた時です。
「おやもう一人観客がいたようです」「消さないとですね」と言ってゆらりとこちらを向いた二人の目の冷たさに
寺生まれ助けて、改めてそう思っ 「矢ぁーーーー!」




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