教授の部屋

とある大学の教授の部屋を若い女学生が訪れた。
「先生・・御願いです。今度の試験でどうか私を合格させてください」
「その為なら・・私・・なんでもします・・」
女学生は教授の前に跪き、長い髪をなで上げながら
彼の瞳を見つめ、さらにつづけた。
「あぁ・・なんでも・・ねぇ・・御願い・・」
教授も彼女の瞳を見つめる。
『何でも・・するのかい?』
「えぇ・・します・・」
彼女の耳元にいつのまにか現れたTさんがそっと囁いた。

「それじゃ・・・してくれるかな・・・成仏をな!!破ぁーーーーーー!!」
Tさんがそう言うやいなや白い光に包まれて、女は跡形もなく消えた。
「やれやれ、危なかったぜ。何、礼なんかいらねぇ。まぁ、あえて言うなら
今度の試験で俺を合格にさせてくれればいいぜ。」
寺生まれってセコイ、俺は改めてそう思った。




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